9日目 20230506
ウズベキスタン最終日。飛行機は夜22時頃なのでこの日はタシュケントを観光する。
起床してまずは宿で朝食を取る。食堂に行くとお姉さんがいて甘いミルクにタピオカのような物が入った物をくれた。自分でコーヒーを入れて、テーブルにあるクッキーやパンと共に朝食を取るスタイルだった。チェックアウト時に壁に旅人が書き残したメッセージが目につき、フロントの人と話しているとぜひ書いてくれとのことだったので私もメッセージを残してみた。Light Hostelに行く機会がある人は見てくれたらうれしい。
タシケントでこの旅初めて公共のバスに乗ってみた。クレジットカードをタッチするだけで乗れて非常に便利、そして運賃が一回数十円くらいでめちゃくちゃ安かった。
またメトロも複数路線走っており、ホーム内がかなり豪華な装飾がされている駅がいくつかあるのでぜひ見てみてほしい。
まずは中央アジア最大の市場であるチョルスー・バザールに行き、市場の雰囲気を味わったり、フードコートのような場所でご飯を食べたりした。ここで食べた牛肉と白い野菜の和え物みたいなやつがなぜか結構高かったのにそれほど美味しくなかったのを覚えている。
その後、中央アジアプロフセンターに行き大鍋で大量のプロフが調理されている様子を見ることが出来た。よほど人気なのか売り切れで食べることは出来なかったが、活気ある雰囲気を味わえただけでも満足だった。
それから市内にある有名な劇場に行った。ここは第二次大戦後に抑留されていた日本兵が建設に関わったとされる建物で美しい建物だった。昔大地震があった際にもこの建物はびくともしなかったそうで、日本人の技術力の高さに現地の人々も驚いたとのこと。こんな場所にも日本人の足跡を感じることが出来、嬉しく思った。そして同時に、多くの犠牲のもとに今の日本の平和、そして世界からの日本人の技術力の高さ・勤勉さの評判の礎にもなっているのだろうと改めて感じた。ここで没した方々も数多くいたと思うが、どうか安らかに眠ってほしい。
観光を終え、夕食を取る為に昨日と同じレストランに行き、気になっていた壺に入ったスープを注文してみた。ポトフのような優しい味で旅の疲れを癒すのに最適だった。
今回の旅は直前に決め、且つしばらく海外から離れていたこともあり、行く前はあまり期待をしていなかったが、旅の最中に出会った様々な景色、建物、料理、そして人々との交流を通じて情熱が沸き上がってくるのを感じていた。
やはり旅は面白い!悩んだ末に旅に来ることを決めて本当に良かったと心から思う。
何事もやるかやらないか迷った時には、仮に失敗してもとりあえずやってみた方が後悔する可能性は低いと改めて思う。自分の生き方や考え方についても改めて整理し、そして自分自身についてもまた学ぶことが出来た素晴らしい旅だった。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!