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ウズベキスタン旅行記~2日目 ソウル→タシケント→サマルカンド~

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2日目 20230429

仁川空港内でMさんと合流。仁川からタシケントへ移動。HY514 ICN 10:25発、TAS 13:35着。

タシケント到着後、すぐに空港内でSIMを購入。Beelineという会社でいくつか種類があったが20GB、USD8を購入した。その後、ATMで現地通貨のスムをキャッシングしようとしたが、どのボタンを押しても操作方法が良くわからない。他の日本人も軒並みダメで、どうやるんですかね~と皆で話しながら試行錯誤していた。結局近くのお店の現地のおばさんを連れてきて聞いたら、言葉はわからないが、まず先にカードを入れてからATMのボタンを押すようで、実際にそれでキャッシング出来た。今後行く街ではATMが少ないことを考慮し、とりあえず1,000,000スム下ろした。

(この日のレートは1,000,000スムで12,000円くらいだったと思う。現地では0を2個取るくらいとざっくり計算していた。)桁が大きいので支払時に間違えないよう要注意だ。

預けていた荷物を引き取り、Mさんが近くにいた日本人に話しかけ一緒に市内へ移動することとなった。Hさんという女性だった。

中央アジアではYandex goというタクシー配車アプリがあり、早速それを使って市内へ移動した。ぼられる心配も無く、ドライバーの身元も割れている為、非常に安心である。

サマルカンドへの移動手段として長距離バスがあるはずという事前情報からOrmazor駅近くのバスターミナルへ向かった。到着すると2,3台のバスはあるがどれもサマルカンド行きではなさそう。寄ってくるタクシードライバーは口々に今日はもうバスは無いと言うが、これは旅先あるあるなので信用できない。ただ時間的に既に16時頃だったのでバスは無いというのも有り得るのかもと思えて来た。この日中に移動しなければならなかったのでタクシードライバーと交渉を始める。何度かやり取りをするが英語が通じないので時間が掛かるし、きちんと伝わっているかも微妙。するとドライバーの知り合いの英語が話せる方と電話で交渉することとなった。大分時間をかけて交渉し、一人100,000スム・3人で300,000スムでサマルカンドまで行くことで交渉が纏まった。が、車に乗る直前にサマルカンドのこの宿まで行って欲しいと伝えるとやはり400,000スムでなければ行かないと言い出し、交渉決裂。改めてドライバーを探すはめになった。先ほどのドライバーのたまり場へ戻り、寄ってきた細身のドライバーに3人で300,000スムと言うとOKと言う。意外にあっさり交渉が纏まったので驚いたが、OKと言うからにはそれ以上は払わないという強い気持ちで乗り込んだ。5分程走ると路肩に泊まり、別の車に乗れと言う。そのドライバーは細身の方の弟で元K-1で一世を風靡したジェロム・レ・バンナにそっくりな、いかついおじさんだった。そしてなぜか見知らぬイケメン風のウズベキスタン人が車の近くに立っている。結局その人を含めて4人でサマルカンドへ向かうこととなった。まぁ安いから仕方ないかと納得した。

4:30程の長い道のりだったが、ものすごくスピードを出すドライバーだった。車が少ない道では最高時速155kmまで見ることが出来、一歩間違えば即死の貴重な経験をしつつ走る。途中で立ち寄ったガススタンド(ウズベキスタンでは車の燃料はガソリンではなく天然ガスを使用する模様、おそらく天ガスがたくさん算出されるから)の近くの電柱に大きな鳥の巣と大きな白い鳥がいるのを見つけ、初めは作り物だろうなと思っていたが、本物の鳥であることがわかり非常に驚いた。ドライバーに鳥の名前を聞くとライラックと言っていたが調べても出てこない。その後も高い場所に同じ巣が作られているのをたくさん見かけたが、いったい何の鳥だったのだろう。

20:30頃にサマルカンドへ到着。レギスタン広場の前を通るとちょうどプロジェクションマッピングをしており、とても美しかった。降り際に案の定400,000スムを要求されたが、ここで払ったら交渉した意味がないので断固として断り、300,000スムのみを支払った。ドライバーはかなり不満そうだった。

宿にチェックインしておススメのレストランへ食事に行き、3人でビールで乾杯。シャシリクという串焼き肉と野菜串がボリュームもあり美味しかった。

宿に戻ると宿の前で宿泊客が飲み会しており、隣のビアバーにビールを買いに行くとビアバー内にいた白人夫婦と少し話した。彼ら夫婦はロシア人で、ウクライナ戦争の影響により既に8カ月も旅しているとのこと。男性は帰国すると徴兵されてしまう為戻れないようだった。反対に女性は行き来出来る模様。戦争のことを話す彼の表情は暗く曇った。故郷にいる家族や友人にも会えないし、中には亡くなった方もいるかもしれない。また国外ではロシア人を良く思っていない人からの誹謗中傷もあるかもしれない。仮に直接的な被害は無くても、少なからず肩身が狭い思いをしているだろう。気軽な言葉は掛けられないが、少しでも早く状況が良くなることを祈ると伝えた。日本に帰国してから彼にメッセージしてみたら、タジキスタンの山々を旅しているとのメッセージと写真が届いた。どうか元気で幸せに生きて欲しい。そしていつか世界のどこかで再会できたらいいなと思う。

話は戻り、ビールを持って飲み会の輪に混ざり、色々と話すことが出来た。様々な国から来た旅人がおり、彼らとの交流は旅の醍醐味だと感じる。ここで会った人達は以下の通り。

・ロシア人→コスプレ好きでナルト等のコスプレ写真を見せてくれた。かなり本格的なコスプレで踊っている動画などもアップしていた。イケメンだからよく似合う。彼女と旅しているとのことで、この彼女も後日会ったが超美人!

・インド人カップル→男性の方はグーグルで働いているとのこと。超優秀!いずれ独立したい模様。女性の方は医者とこれまた優秀でハイスぺカップルだった。

・フィリピン人→どこか忘れたが中東の方の国でナースをしており、一人旅中とのこと。話が面白く、輪の中心となっていた。タジキスタンで会ったドライバー兼ガイドがおすすめという話をしていて、もしタジキスタンへ行く際は紹介するとのこと。

・ウズベク人→ホステルのスタッフをしている女性。まだ学生かもしれないくらい若そうな雰囲気。

その他にハンガリー人男性もいたが、彼についてはあまり詳しくはわからなかった。

しばらく皆で飲みながら語り合い、1時頃に解散して眠りについた。ウズベキスタン初日としては最高の旅のスタートを切れた。

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chatran
旅を愛する30代の外資系サラリーマン。 世界中を旅するのが夢です。 自由に生きるため、日々投資も勉強中です。