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岐阜県1泊2日大満足の旅~飛騨高山 下呂温泉 白川郷~

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2024年9月7日と8日の1泊2日で岐阜県へ旅に行ってきた。

今回は大学時代の友人Kとの男2人旅。Kは乃木坂46が好きでライブの為に遠方へ行くことはあるが、純粋に観光目的の旅行としては社会人になってから初とのこと。私は旅行好きで国内も40都道府県以上行ったことがあるが、岐阜県はまだ行ったことが無かったので、今回岐阜へ旅行に行くこととなった。

岐阜県を調べてみると意外と?(と言っては失礼だが)有名な観光地が複数ある。まぁ単に私の知識が無かっただけだが。。。

飛騨高山の古い町並みを歩き、白川郷の合掌造りの家々を見て、飛騨牛の料理に舌鼓を打ち、地元の地酒を堪能し、下呂温泉でゆっくりと体を休める、そして経由地の金沢で美味い魚をつまみに地酒を飲んで帰るというのがおおまかなプラン。

今回は1泊2日と短い旅だったが、行きたい所へは全て行くことが出来、食べたい物を食べることが出来たりと、大満足な旅となった。

この旅の記憶を忘れないように書き記しておこうと思う。

 

1日目 20240524

今回の旅の始まりも朝からとなる。朝6時前に起き、さくっと身支度を済ます。朝ごはんは前日に買っておいたサンドイッチとお茶を持って新幹線の中で食べることにした。

7:45頃に東京駅八重洲口でKと待ち合わせる。Kはいつも通り夜更かししていて、2,3時間しか寝てないとのこと。良く寝坊しないで来れたなぁと感心。

チケットは事前にえきねっとで指定席券のみ買っておいた。ここらへんの仕組みが良く分かっていなかったのだが、1つ目の改札で指定席券を通すと同時にSuicaで改札を通ることが出来たのでこれで乗れると思っていたのだが、新幹線の改札がなぜか通れない。駅員さんに聞くと乗車券は別途買わなければならないらしい。(Suicaでは不可)ということで乗車券を追加で購入。最初から乗車券と指定席券をセットで買えば良かった。。

ちなみに指定席券のみ販売している理由は何なんだろ?人によっては乗車券のみ持っているという状況はあるのかな?知っている人がいればぜひ教えて欲しい。

なんとか無事に8:11発の新幹線に乗り込み一息つく。車内放送によると、この新幹線はどうやら満席の様子。いつも土日はこんなに混んでいるのかな。

持参したサンドイッチを食べながらKと談笑。10:46金沢駅へ到着。とても綺麗な駅舎だった。

駅西口のロータリーにある4番乗り場から11:10発の濃飛バスに乗り込む。

金沢駅から飛騨高山・白川郷方面へは濃飛バスが便利。以下リンクから予約できる。

https://www.nouhibus.co.jp/highwaybus/kanazawa/

このバスの乗客はおそらく我々以外は全て外国人。なぜかアジア系はおらず欧米人が多かった。欧米向けガイドブック等で紹介されているのだろうか。

このバスはまず白川郷に直行し、数分停車した後に高山へ向かう。13:25に高山濃飛バスセンターへ無事到着。

ここ高山は古い街並みが残っていることで有名。早速街を散策する為、上三之町へ向かう。高山駅から徒歩で15分くらい。

この通りは両側に昔ながらの建物が並び、とても風情があり、昔の人々が闊歩していた様が脳裏に浮かぶ。

建物では食べ物やお土産等を販売している。酒蔵の街でもあるので試飲ができる場所も多かった。

この通りに入るとすぐにオニヤンマが飛んできてその大きさに驚いた。数年ぶりにオニヤンマを見たが、生息しているということは綺麗な自然が残っているのだろう。

ここではぜひとも食べ歩きがオススメ。我々はまずは飛騨牛コロッケを食べた。ほくほくのじゃがいもと脂ののった牛肉がマッチしてめちゃくちゃ美味い。

それから「大のや醸造」という醬油屋さんがあったので中を覗いてみた。醤油や味噌以外にもどぶろくと白酒という甘めの酒が売っていて、試飲も出来たので1杯ずつ試飲してみた。各150円。どぶろくはけっこう酸味が強かったのが印象に残っている。

それから「船坂酒造店」に立ち寄ってみると、試飲スペースではたくさんの酒が試飲できるようだったので早速試飲してみた。季節限定のひやおろしや梅酒等も含めて4, 5杯堪能した。「すっぱにごり梅子」という梅酒がとても美味しかったので、今夜部屋で飲む用に1本購入した。

酒造店を後にし、Kは飛騨牛の串焼きを食べた。1本700円と高級。見た目はちょっと微妙だったが、味は脂がのっていて美味かった。

上三之町を抜け、隣接する上二之町に入ると、どこからかトランペットの音が聞こえる。音のする方へ向かうと広場があり、音楽イベントの真っ最中だった。ちょうど歩き疲れていたところだったので、キッチンカーでクラフトビールを買い、ベンチに座る。

JAZZバンドが演奏中だったが、皆50代~70代くらいに見えるおじさんバンドだった。ビールを飲みながら演奏を聴いていると、次第に引き込まれていく素晴らしい演奏だった。「ペイちゃんカルテット」というバンド名で、トランペット奏者の方は以前高山市で働いており、今は遠方に転勤してしまったが毎年このイベントに参加して演奏しているとのことだった。歳を取っても夢中になれる趣味があり、且つ一緒に楽しめる仲間がいるというのは、簡単なようで難しくそしてかけがえのないものだなと感じた。

音楽を楽しんだ後は高山陣屋を観光。昔の役人が使用していた建物で、意外にも昭和40年代まで使用されていたとのこと。

一通り観光を終え、16:39高山駅発のJR高山線で下呂駅へ向かう。この電車は観光客以外にも地元の人らしき人も多く、けっこう混んでいたがなんとか座ることが出来、疲れていたので少しだけ仮眠を取ることが出来た。17:45下呂駅着。

本日の宿は下呂駅から徒歩4分ほどの「民宿・割烹 松園」さん。宿泊費用が高い下呂温泉の中で、源泉かけ流し温泉に入ることが出来、トイレや洗面所は共同だが素泊まりで一人7000円以下とてもリーズナブルだった。部屋も2名には十分な広さで空調も問題無く、部屋に冷蔵庫もついており、申し分なかった。

チェックインを済ませ、夕食に向かう前に速攻で温泉に入る。ここの浴室は貸し切り式で、誰も入っていなければ鍵を掛けて入るシステム。我々が行くと運よく空いていた。

体を洗い湯舟に浸かろうとすると、源泉かけ流しだからか、めちゃくちゃ熱い!!予想では45℃くらいあったかもしれない。とにかくこのままでは熱すぎて絶対に入れないので、水でがっつり薄めて入ることが出来た。お湯はあまり硫黄臭くなく、濁ってもおらず透明で、さらさらした泉質だったように感じた。

汗を流してすっきりしたところで夕食へ。「焼肉ハウス 和光」さんに数日前に予約の電話を入れていたが、電話に出た方が高齢の方っぽかったので予約出来ているか少し不安だった。お店に着いて店員さんに予約がある旨を伝えると、ちゃんと席が用意されていて安心した。

まずはビールで乾杯し、カクテキ、大根サラダ、上タン塩、ハラミを食す。上タン塩はかなり分厚くて食べ応えがありめちゃくちゃ美味い。

この日は満席だったようだが店内には高校生くらいの店員さん(まだ入って日が浅そうな男の子とちょっとベテランぽい女の子)が2名のみで対応しており、すごく忙しそうだった。

それから瓶ビールを2本と上ホルモンを追加し、ラストオーダーで上ロースを注文。

ラストオーダー後に届いた肉を焼いていると、なぜかもう1皿届いた。どうやら最初に焼いた肉はハラミ2人前で、店員さんが他のテーブルの注文を間違って持ってきてしまったようだった。間違いに気づかなかったとはいえ既に食べてしまっていたので、会計がどうなるか微妙だった。本来なら払わないという風に押し切ることも出来たと思うが、店員さんもまだ慣れないうちに忙しいシフトをこなしている中でミスをしてしまって、頑張ったのに怒られるのもかわいそうだなという気持ちもあり、店主と思われるおばあさんと交渉し、1人前分のみ支払うこととした。

このようなミスはあったが、本場の飛騨牛の味は間違いなく最高だった。特に上ロースは霜降り具合が絶妙で最高に美味かった。下呂に来た際にはぜひともこのお店に行ってみて欲しい。

食後は温泉街をブラブラ歩いたり、写真を撮ったりした。浴衣姿の旅行客が街中をたくさん歩いていた。気温も下がり夜風が気持ち良く、散歩にはうってつけの夜だった。

しばらく散歩した後にコンビニで飲み物とつまみを買い、宿に戻ってKと二次会を始めた。

昼間買った梅酒をソーダ割で飲んだ。爽快感が増しとても美味かった。

ある程度飲んだところで、日中の疲れからか眠気が襲ってきたので、日付が変わる頃に眠りにつくこととした。

 

2日目 20240908

日中歩き回った疲れのせいか、温泉で体が十分に温まったからか、美味しい肉の栄養を体の隅々まで巡らせているせいか、1日目の夜はぐっすりと眠ることが出来た。

7:30頃に起床し、最後にもう一度温泉に入った。朝風呂は贅沢な時間。

着替えて荷造りをし、9:00下呂駅発のJR高山線で高山駅へ戻る。10:03に高山駅へ到着。

この日はまず日本三大朝市の一つである宮川朝市を散策。ちなみに他の2つは石川県の輪島朝市と千葉県の勝浦朝市とのこと。

通りの両側にお店や露店が並び、様々な物を販売している。果物を売っているお店が多く、その中でも桃を置いている店が多く目に付いた。フレッシュ桃ジュース1杯500円の看板が目に入り早速購入。冷えていても味はしっかりとした甘みがあり、最高に美味。

同じお店に「白の命」という名のついた瓶入り牛乳(1本200円)もあったので買ってみた。こちらも濃厚で美味だった。

通りを進み、「日々是好日」というおにぎり屋さんで、飛騨牛しぐれのおにぎり、紫蘇味噌のおにぎり、肉吸いを食す。計1300円。おにぎりはもちろん美味しかったが、個人的には肉吸いがオススメ。程よい塩味のスープが体に染みわたり、とても癒される味わいだった。

他にも「たまてん」という地元の銘菓?があったので買ってみた。1個140円。ふわふわでほんのり甘い味わい。

最後に飛騨牛まん(1個500円)を買い、駅に戻った。

11:20高山濃飛バスセンター発、12:10 白川郷(荻町)バスターミナル着のバスにて、ついに念願の白川郷へ到着。

白川郷についての説明は以下の通り。

・日本の秘境 ひだ白川郷とは

日本の原風景ともいうべき美しい景観をなすこの合掌造り集落が評価され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、さらに1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

近年では、世界遺産に登録されたことで知名度が増し、また交通網の整備により国内外から毎年多くの観光客が訪れています。日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる「日本の故郷」のような場所です。

・白川郷の立地

飛騨地域の中でも、村は山ひだが険しい地域となっており、その急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。また、村は日本有数の豪雪地帯であり、かつて秘境と言われてきたのは、これが冬季に周辺との交流を遮断したからです。

・気候

白川村は山々に囲まれた農山村。夏は涼しく過ごしやすい反面、冬は一面の雪に覆われます。

2月になると積雪が170センチ以上になることも。

白川郷の祖先の人々はこの気候をうまく利用して生活してきました。

・歴史・文化

荻町集落では「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を定め、民家の外観を壊す改装は行わないようにしました。またユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されましたが、建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたと言われています。

・「結の心」

白川郷では「結(ゆい)」の心を大切にしています。

「結」とは相互扶助のことです。私たちが住む白川郷の生活は、昔から個々の家の助け合いと協力があってこそ成り立つものでした。冬は雪に閉ざされてしまうので、家同士が助け合わないと生きていけないくらい、厳しい自然条件でもありました。そのため、1年を通して様々な暮らし・行事の場面で助け合いが必要とされ、白川郷ならではの相互扶助の関係が築かれていきました。その「結」の心は現代にも、しっかりと引き継がれており、例えば合掌造りの茅葺屋根の吹き替えを、村をあげてみんなで協力しておこなっています。そしてこの共同作業の場は、次の世代へ先人の生活の知恵を伝える貴重な場、きっかけにもなっています。

そんな「結」の心から、現代が忘れてしまっている「人々が力を合わせて助け合うことの大切さ」と「人と人のつながりや絆の大切さ」を再認識することができるのではないでしょうか。

・合掌造りの家

「合掌造り」とは、木の梁を山形に組み合わせて建てられた日本独自の建築様式です。外から見たその形が、

まるで掌を合わせたように見えることから「合掌」造りと呼ぶようになった等、諸説あるようです。

積雪が多く雪質が重いという白川郷の自然条件に適合した構造になっています。

バスから降り、まずは天守閣へ向かう。天守閣へはシャトルバスもあるが、徒歩でも20分ほどで行けるので我々は徒歩で向かった。頂上からは集落が一望できる。頂上にあるカフェにて絶景を見ながらコーヒーを飲む時間は最高の贅沢だ。Kはアイスクリームを食べていた。

10分程すると雨が降ってきたので、屋根のある席へ移動。また10分くらい経つと雨が弱くなってきた。山間なので天気が変わりやすいのだろう。

麓へ降り、集落の中を散策する。この時は稲刈りの時期が近く、田んぼの稲穂が黄金色に輝き、その上をたくさんのとんぼや蝶が飛び交っている。

水路には透き通った水が流れ、そこには大小さまざまな鱒が優雅に泳いでいる。

静かで美しくどこか懐かしい田舎の景色が広がっている。

集落の中の合掌作りの家のいくつかは見学用に有料公開している。軒先に猫がいたので戯れてみた。怖がる様子もなく、撫でてあげるとニャーと鳴きながら気持ちよさそうにすり寄ってくるとても可愛い猫だった。

散策を続けていると、「白川郷ぷりんの家」というお店に行列が出来ていたので我々も便乗して並んで買ってみた。この地域の湧き水を使用した透明なプリンがオススメとのこと。

ここら辺で急激にお腹が空いてきたので近くにあったお店に入ってご飯を食べることとした。飛騨牛カレーと中華そば(ちょい辛口)を注文。カレーは正直レトルトっぽい感じだったが、古代米を使ったご飯は歯ごたえがあり美味しかった。

お腹が満たされたところで「合掌造り民家園」を観光。

ここは県重文9棟を含む25棟の合掌造りを保存、公開する博物館。主屋だけでなく、神社やお寺本堂、水車小屋等があり、主屋は屋根裏まで見学できる。なかでも山下家は、白川村に現存する数少ない18世紀の合掌造りである。

当時の人々の生活の様子が良く分かる展示。中には自分が子供の頃の実家に似たような造りもあり、懐かしい感覚も覚えた。比較的観光客が少なく、ゆっくりと観光できたのも良かった。

白川郷を満喫し、15:55発のバスにて金沢駅へ向かう。17:20金沢駅着予定だったが少し早く着いた。

旅の締めくくりは金沢で日本海の美味い魚を堪能する為に駅から徒歩5分ほどの「長八 金沢駅前店」へ。

刺身盛り合わせは見るからに新鮮な魚がいくつものっており目も舌も楽しませてくれたし、石川県の地酒との相性も最高。ハタハタのから揚げは香ばしく、海老のから揚げは濃厚な味わいでどちらもめちゃくちゃ美味しかった。

旅もいよいよ大詰め。あとは無事に家に帰るのみだが最後まで楽しむ。コンビニで酒を買い込み新幹線の中でKと飲みながら帰る。この時間が結構好きだ。

19:21金沢駅発の新幹線に乗り込み、21:56東京駅着。

旅の余韻を楽しみつつ、また旅をしようと約束してKと別れた。

 

今回の旅は1泊2日と短い期間だったが、行きたい場所に行き、食べたい物を食べることが出来たし、Kと共に楽しみを分かち合うことができた。そして知り合ってから何年たっても、いつまでも一緒に楽しめる友人がいるというのはかけがえのないことなのだと改めて実感した。

これからもお互いに健康で、いつまでも一緒にバカなことをしたりくだらないことで笑い合ったりできる友人を大切にしていきたいと思う。

ABOUT ME
chatran
旅を愛する30代の外資系サラリーマン。 世界中を旅するのが夢です。 自由に生きるため、日々投資も勉強中です。