私が最近注目している銘柄がサンウェルズ(9229)。
特色としては、パーキンソン病専門の老人ホーム『PDハウス』拡大中。地盤・石川等で介護サービス全般展開している企業です。
少し前から電車内の広告でPDハウスの新店舗を複数開店に伴い従業員募集中というのを何度か見たので、急速に事業拡大中なのだろうなと思い調べてみました。
最新の四季報の見出し記事は以下の通り。
既存店も高稼働中のようで、新設も増えているのでやはり事業拡大中のようですね。
【独自増額】 | 主力のPDハウスは今期12新設計画順調。入居待機者370人(前年同期200人)に増え、開設後の稼働率が想定超える。食事改善費用や診療報酬等改定の影響出るが吸収。前号より増益幅上振れ。 |
【集客策】 | 専門医向けウェビナー開催による集客効果を再確認、ハウス新設地域で積極実施方針。プライム上場時の自己株処分で45億円調達、再来期までの新設に充当。 |
2024年4集秋号(2024年9月13日発売)
売上・営業利益・1株益等も順調に伸びています。事業拡大中にも関わらず配当もきちんと増やしているのが非常に安心感がありますね。
業績
2024年4集秋号 時点
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
単22.3* | 8,419 | 490 | 348 | 255 | 11.0 | 3.67 |
単23.3* | 13,716 | 1,434 | 1,140 | 784 | 27.9 | 8.67 |
単24.3 | 21,360 | 3,490 | 2,938 | 2,032 | 67.4 | 14 |
単25.3予 | 29,500 | 5,200 | 4,300 | 2,900 | 89.7 | 18 |
単26.3予 | 38,500 | 7,450 | 6,250 | 4,050 | 125.3 | 18~26 |
単23.4~9 | 9,718 | 1,426 | 1,187 | 857 | 28.5 | 6 |
単24.4~9予 | 13,800 | 2,150 | 1,750 | 1,150 | 35.6 | 9 |
単23.4~6 | 4,625 | 633 | 543 | 394 | 13.1 | |
単24.4~6 | 6,636 | 981 | 818 | 520 | 17.2 | |
会25.3予 | 28,807 | 4,860 | 4,006 | 2,627 | ― | (24.5.9) |
営業キャッシュフローもきちんとプラスで出ており、投資キャッシュフローはマイナスなので投資も進んでいますね。財務キャッシュフローがプラスなのは、事業拡大中なので借入金が増えているということだと思います。
キャッシュフロー
百万円
- 営業CF2,557 (1,140)
- 投資CF-5,662 (-2,041)
- 財務CF3,801 (2,696)
- 現金等3,307 (2,610)
自己資本比率が若干低めなのは気になる点ですが、事業拡大に伴い借入が増えていると思われるので未来への投資と考えています。
財務
単24.6
百万円
- 総資産32,279
- 自己資本7,484
- 自己資本比率23.2%
- 資本金35
- 利益剰余金3,390
- 有利子負債7,192
大株主としては、株式会社杏が40%弱、サンウェルズの社長である苗代氏が17%弱保有しています。株式会社杏は苗代氏が代表を務める会社のようなので併せて60%弱保有していることになります。
経営者の株式保有割合が高い場合、会社の業績が経営者の懐事情に直結するので業績を良くしようと頑張るインセンティブが働くと思います。
よって個人的には経営者が大株主という会社は信頼できると考えています。
株主
[単]6,964名<24.3>万株
- (株)杏1,350 (38.3%)
- 苗代亮達589 (16.7%)
- 自社(自己株口)497 (14.1%)
- 日本マスター信託口136 (3.8%)
- 日本カストディ信託口119 (3.4%)
外国8.7%浮動株7.7%
投信5.4%特定株80.4%
テクニカル的には若干下降気味ですが、ここからの反発を期待したいところです。
2024/11/1終値は1802円です。
株価は軟調ですが業績は良いので、長期的に見れば買いと考えています。
まだ今年のNISA成長投資枠が余っている方は検討してみてはいかがでしょうか?