今回はドーン(2303)を研究してみました。
特色としては、地理情報システム(GIS)の開発・販売と防災分野を中心としたクラウドサービスが主力という企業です。
最新の四季報の見出し記事は以下の通り。
ポジティブな内容でしかも増益・増配。色々と提携も進めていて今後にも期待できます。
【増益続く】 | 主柱のクラウドサービスは消防本部向け映像通報システム『Live119』が伸長。消防署向け『NET119』からの月額課金収入堅調増。増収効果で労務費増など賄い、小幅営業増益。連続増配。 |
【提 携】 | 立命館大発のAI関連企業と7月資本提携、優先株取得やCB引き受けで総額2.24億円出資。CB全転換なら議決権比率50%超に。エクシオGと業務提携。 |
2024年4集秋号(2024年9月13日発売)
売上・営業利益・1株益・配当等も順調に伸びています。事業拡大中にも関わらず配当もきちんと増やしているのが非常に安心感がありますね。
業績
2024年4集秋号 時点
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
単20.5 | 1,050 | 290 | 294 | 200 | 63.0 | 10 |
単21.5 | 1,119 | 339 | 343 | 237 | 74.4 | 12記 |
単22.5 | 1,222 | 400 | 404 | 283 | 88.5 | 14記 |
単23.5 | 1,368 | 443 | 451 | 321 | 101.1 | 16 |
単24.5 | 1,500 | 533 | 547 | 388 | 125.1 | 20 |
単25.5予 | 1,580 | 560 | 570 | 400 | 130.3 | 22 |
単26.5予 | 1,660 | 600 | 610 | 420 | 136.8 | 22〜24 |
単23.6〜11 | 551 | 165 | 176 | 125 | 40.2 | 0 |
単24.6〜11予 | 580 | 170 | 180 | 130 | 42.3 | 0 |
会25.5予 | 1,580 | 560 | 568 | 395 | ― | (24.7.11) |
営業キャッシュフローもきちんとプラスで出ており、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローはマイナスなので理想的です。
キャッシュフロー
百万円
- 営業CF414 (365)
- 投資CF-129 (-58)
- 財務CF-149 (-244)
- 現金等928 (793)
自己資本比率も非常に高く、なんと無借金経営!
時価総額は70億程度と小さめですが安定感抜群です。
財務
単24.5
百万円
- 総資産2,815
- 自己資本2,481
- 自己資本比率88.1%
- 資本金363
- 利益剰余金2,005
- 有利子負債0
大株主としては、自社と社長の宮崎氏が共に7%弱保有しています。
経営者の株式保有割合が高い場合、会社の業績が経営者の懐事情に直結するので業績を良くしようと頑張るインセンティブが働くと思います。
よって個人的には経営者が大株主という会社は信頼できると考えています。
株主
[単]4,208名<24.5>万株- 近藤浩代23 (7.0%)
- 自社(自己株口)22 (6.9%)
- 宮崎正伸22 (6.7%)
- (株)ディキャピタル21 (6.6%)
- (株)サンセイエンジニアリング13 (4.1%)
外国2.9%浮動株46.3%
投信0.0%特定株40.0%
テクニカル的にはヨコヨコな感じですが、長期的には地道に伸びていくと思います。
2024/1/1終値は2128.0円です。
株価は軟調ですが業績は良いので、長期的に見れば買いと考えています。
まだ今年のNISA成長投資枠が余っている方は検討してみてはいかがでしょうか?