新型コロナ感染症の蔓延により2020年1月のタイ出張依頼、海外旅行及び出張から遠ざかっていた。コロナ前は旅行・出張含めて年に7,8回近く海外に行っていたのにいざ3年以上も行かなくなってみるとそれに慣れてしまっていた自分に驚いた。
このまま海外への情熱も冷めていくのかと考えていたが、2023年に入りようやく出入国の規制も緩まり、コロナ前の日常が戻りつつある中、2023GWに特にこれといった予定が無いことから、久々にどこかに旅してみようかと思い立った。しかし実際に行くかどうか、また具体的にどこへ行こうかと考え始めたのが4月に入ってからだったのでどこへ行くにしても航空券が取れるのかどうかも半信半疑だったが、結果的に取ることが出来、無事に旅立つことが出来た。
良く聞かれるのが、なぜウズベキスタンなのか。一番の理由はまだ行ったことが無いからだ。私は経験したことが無いことに興味を惹かれるタイプで、その興味を満たすには実際に身をもって経験するしかない。2つ目の理由は、コロナ前に旅したミャンマーで会ったSさんがウズベキスタンのヒヴァを絶賛していたこと。世界中を旅してきたSさんがおススメするには理由があるのだろう、私もぜひ行ってみたいと思った。
3年以上ブランクがあったので不安もあり、今回は旅友募集サイトで知り合ったMさんと旅することとなった。
旅に出る前は、しばらく海外から離れていたことからか正直あまり期待をしていなかった。しかし旅の最中及び旅を終えて今感じることは、海外への情熱が蘇る素晴らしい旅となった。
この旅の記憶と感動を忘れないように書き記しておこうと思う。
1日目 成田→ソウル、ソウル泊
成田から仁川へ移動。OZ101 NRT 13:20発、ICN 15:50着。
久々の国際線、まずは成田のラウンジに行くのが楽しみである。国際線はラウンジで食事も出来るので昼食を取った。
仁川空港に着くとイミグレーションに長蛇の列。通過するのに1時間程掛かった。
この日はソウルに一泊する予定だったので、数日前にアメリカ留学時代の友人S1(女性)とS2(男性)に連絡をしてみた。直前なので難しいと思っていたが、S1と夕食を取ることになった。留学していたのは2009年-2010年なので既に10年以上前だが今でもこうやって会うことが出来るのは嬉しい、そして時間を作ってくれるのは本当に有難いと思う。
Gongdok駅で待ち合わせしてローカルな定食屋に向かう道中、近況を話し合った。S1は現味も高校で数学教師をしており、1年程前に医者の旦那さんと結婚して幸せな生活を送っている。数年前にマンションへの投資も行い、不動産価格上昇の恩恵を受け含み益があるとのこと。韓国の不動産の仕組みはやや特殊で、毎月の賃料支払という形ではなく、最初にデポジットのような形で多額の現金が入居者からオーナーに支払われる模様。つまりその資金を賃貸借契約終了時まで自由に運用できる権利がオーナーの利益になる模様。
そのお金は退去時に入居者へ返金義務があるが、支払えないオーナーが出てきていることが懸念されているとのこと。
留学時代のその他の韓国人も、結婚したり、転職したり、それぞれの人生を歩んでいるとのこと。ただ最近はめったに会う機会が無いとのことで月日の流れを感じ少し寂しい気もする。
定食屋で夕食を取り、ルーフトップバーに移動してビールを飲む。気持ちの良い夜風にあたりながらソウルの夜景を見つつ飲むビールは格別である。 終電間際になり、S2が駆けつけてくれて1杯だけビールを飲んで別れを惜しみながら駅まで走り終電に乗り込んだ。S2は第2子が生まれたばかりで忙しかっただろうが、一目会いに来てくれて嬉しかった。