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台北旅行記 十分 菁桐 九份 饒河街観光夜市

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2日目 20240525

台湾の人は朝食は外で食べるのが普通らしい。

前回来た時にも朝食は毎日外で食べたが、たしかにどのお店もけっこう混んでいた。

そんな台湾の朝食の定番と言えば豆漿(ドウジャン)という温かい豆乳スープ。特に鹹豆漿(シェンドウジャン)というメニューが人気らしい。「鹹=しょっぱい」、「豆漿=豆乳」という意味なのでしょっぱい豆乳スープ。これを食べる為にお店を検索するとホテルから徒歩5分くらいの場所に「永和豆漿大王」というお店があったので行ってみた。

この日は一日中いろんな所へ行く予定があったので、早起きして6時半頃にお店に行った。到着するとまだお客さんらしき人はいなかったが、お店の中から湯気が出ていたので営業はしているようだった。

ただイートインスペースは道路脇にあり椅子は無く、立って食べる為の机が2つあるのみだった。出勤前にさくっと食べて行くにはちょうど良い。鹹豆漿と蔥抓餅をオーダー。出来立ての鹹豆漿は温かく且つ優しい味わいで一日の始まりにはうってつけ!蔥抓餅はけっこうなボリュームがあり味も濃すぎず美味!朝からお腹いっぱいになった。

この日の予定は、

  • 台北→瑞芳→十分へ行き、十分観光。
  • 十分→菁桐へ行き、菁桐観光。
  • 菁桐→瑞芳→九份へ行き、九份観光。
  • 台北へ戻る

と平渓線を巡りつつ、映画「千と千尋の神隠し」の舞台となったと言われる九份にも行く盛り沢山なスケジュール!ということで朝食後はそのまま台北駅へ行き、まずはチケットを購入。

台北駅7:50発、瑞芳駅8:50着の一般車両でTWD49。ちなみに指定席のある自強号もあるが本数が少ないので私は一般車両にしました。ハイシーズンは自強号の方が良いかも。

瑞芳駅で乗り換えて、瑞芳駅09:04発、十分駅09:31着の一般車両でTWD19。

この区間の車窓からは吊り橋や渓谷が見えて美しい。進行方向右側の座席がオススメです。

そして十分老街に入っていくと商店街の中スレスレを電車が通っていくので臨場感が味わえる。

十分老街はそこまで広くはないがたくさんのお店がひしめき合っている。そしてここ十分の名物はなんといっても天燈(チャイニーズランタン)。実は、十分は台湾の中でも神のすみかにもっとも近いと言われ、ここから天燈を上げると願いごとがかなうと言われているのです。みなさんランタンに様々な願い事を書いていました。願いの種類によってランタンの色も違う模様。私はランタンは上げなかったのだが、けっこうな人が上げているのを見物していました。

そこから台湾最大の滝、十分瀑布へ。歩いて片道20分くらい掛かるので、湿度の高い台湾では汗だくになる。しかし道中には吊り橋があったりしてなかなか楽しめる。そして十分瀑布に到着するとその迫力に圧倒されると共に油断すると吸い込まれそうになる恐怖も覚える。でも自然の力を感じられてとても気持ちが良い場所だった。

ゆっくり写真を撮ったりしていると、次の電車の時間が迫っていることに気づいた!急ぎめで歩いて戻り、十分駅10:40に乗りたかったけどギリギリ間に合わなかった。。。なので、次の十分駅11:37発、菁桐駅11:56着に乗りました。十分瀑布に行く場合は時間に余裕を持って行動することをオススメします。次の電車が十分老街に入ってきてお店とお店の間のギリギリの線路を通る様子もめちゃくちゃ迫力があるので必見!

十分老街の中にクレープのような物で巻いたアイスを売っているお店があったので買ってみた。注文すると目の前で作ってくれる。アーモンド風味でパクチーも入っており、独特な味わいで美味しかった。

電車の乗り込みいざ菁桐へ。十分から菁桐へ行く人はあまり多くないようで電車はかなり空いていた。ほどなくして菁桐へ到着。平渓線の終着駅である「菁桐駅」は日本式の木造駅舎で、懐かしさを感じさせてくれる場所です。

菁桐老街の広さは十分と同じか少し狭いくらいに感じたが、十分よりもだいぶ落ち着いた雰囲気。人が少なくお店や景色をゆっくり見ながら歩けるのでけっこう好きな街だった。菁桐はかつて大きな炭鉱があり栄えた街。今でも当時の坑道跡が残っている。またここでは竹の筒に願いを書いて掛けることで願いが叶うという言い伝えがある模様。私も一つやってみた。

誰もいない炭鉱跡を一人歩く。人工的な建造物が自然に浸食されている姿を見ていると自然の偉大さを感じ厳かな雰囲気に浸れると共に、かつては賑わっていたであろう場所が寂れていく、この世の理、栄枯盛衰を感じる。

次の電車まで少し時間があったので駅前の高台にあるカフェで一休み。マンゴースムージーを頼むとめちゃくちゃ大盛が出てきた。笑 ちなみにスマホの充電が無くなりかけていたので充電させてくれないか頼んだら快くOKしてくれた。

ふと服を見ると黒い毛虫が歩いていたのでびっくりして慌てて払いのけた。たぶんさっきの炭鉱跡の木から落ちてきたのかな?他にもいないかビクビクしながら体中を探したが大丈夫だった。

さて次は反対方面の電車に乗り瑞芳へ戻る。そこからバスで九份へ向かうのだがgoogle mapで検索してもバス停がなかなか見つからない。しばらく歩いて道端にいた女性にバス停の場所を聞いてみた。すると彼女は日本語を少し話せるようでバス停まで案内してくれるとのこと。めちゃくちゃ親切でびっくりしたけど有難く案内して貰った。

彼女の名前は垣さんと言い、養護学校の先生をしているとのこと。ちょうど休憩時間だった時に外に出ているところを私が話しかけたところ、日本人と気づいて日本語で話してくれて案内してくれたのだった。バス停までの道中で色々と話した。彼女は日本が大好きで何度か来ているようで、今年の夏は大阪と鳥取に行く予定とのこと。なお肝心のバス停は駅の反対側だったのでたぶん20分くらいは歩いて案内してくれた。台湾の人は本当に優しい人が多い。 彼女のおかげで無事にバス停に着き、最大限の感謝を伝えてバイバイした。また日本か台湾で会える日が来ることを楽しみにしている。

バスで山道をしばらく登ると九份老街のバス停に到着。

台北北部の山間に位置し、海を一望できる風光明媚な街並みが広がる九份。かつては金鉱発掘の街としてゴールドラッシュを迎えていたが、現在では石段や狭い路地、赤い提灯が特徴的なレトロな雰囲気を醸し出す街として、世界中の観光客から注目されている。

九份老街に入ると狭い道の両側のびっしりとお店が連なっており、たくさんの観光客でごった返している。とりあえずブラブラと歩いていて薄いピンク色の饅頭のような物が目に留まった。「千と千尋の神隠し」にもこんな感じの食べ物が出ていたなぁと思い返しながら早速食べてみる。白いモチモチした包みの中に真っ赤な色の肉が詰まっている。見た目はちょっとグロイが味は美味しい。ただ八角の匂いが強いので苦手な人はいそう。

その後もひときわ行列が出来ている店があったので釣られて並んでみると饅頭のお店だった。どんな物かよくわからなかったがとりあえず一つ買って食べてみた。皮がかなり弾力があって中にはおそらく芋をペースト状にした餡が入っていた。なかなか美味い。

それからもしばらく歩き回ったがとにかく人が多くて疲れるので、一度カフェに入って休憩。見晴らしの良いカフェに入れたので景色を眺めながら台湾ビールを飲んだ。

昼間の九份も良いが、九份が最も美しいとされるのは夕暮れ時から。街中に飾られた提灯に灯が灯り、昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出す。まさに神隠しにあったように別世界に迷い込んだような気持ちになれる。

最後に九份名物の芋圓を食べる。芋圓は台湾の伝統的なスイーツで、タロ芋から作られたもっちもちの芋団子のこと。タロ芋の他に、さつま芋から作られた「地瓜圓(ディーグアユェン」緑豆を混ぜた「綠豆圓」などもあります。(ミックスしたものを総称して芋圓と呼ぶことも)アイスかホットが選べて私はホットに。味は薄いおしるこのようなスープの中に団子や豆がたくさん入っていてかなりボリューミー!

お腹いっぱいになって九份を後にした。

瑞芳駅を経由して台北駅へ戻り、饒河街観光夜市へ。台北に数々ある夜市のうち、「饒河街夜市」はMRT「松山」駅の目の前というアクセスの良さに加え、美食、お寺、川沿いの散策、と魅力がいっぱい。中でも美食は、日本の人気ドラマ「孤独のグルメ」で紹介された屋台や、ミシュランガイドのブルグマンに掲載された屋台など見所が満載の台湾の人気観光夜市です。士林や華西街の夜市と較べると規模は小さいですが、600mの通りに衣服、靴、アクセサリー、伝統工芸品、小吃などの店がぎっしり並んでいる。

ここでのお目当てはまず通りを中へ進み、ちょうど真ん中あたりで、ひと際むんむんとした熱気がある「陳董藥燉排骨」という屋台。こちらは5年連続でビブグルマンに掲載された有名店です。メニューは2種類の薬膳スープと滷肉飯(魯肉飯/ルーローファン)のみ。私はスペアリブを薬膳で煮込んだ「藥燉排骨湯」を注文した。

体にしみわたる滋養たっぷりな甘めのスープで、美容にもよし!ただ、私は大好きなのですが、薬膳なので好き嫌いは分かれるかもしれません。体が温まるので寒い冬に食べたら更に最高。ルーローファンはさらっとした味つけで、濃厚なスープによく合うようです。かなり混み合っているのでお店の席で食べる場合はまず席を見つけてから注文しましょう!私は1人だったのでたまたま空いた席に座れた。隣にいた男性に食べ方を聞いてみたらペラペラの英語で説明してくれた。彼はマカオから家族旅行で来ているとのこと。振る舞いがなんとなく上品だったのできっとエリートなのだろうなぁという雰囲気だった。

食べ終わったらまた散策していると、かなり活気のあるゲームセンターがあった。中を覗くと皆同じようなゲームで遊んでいて、それは昔のパチンコのようなゲームだった。ルールも分からなかったがとりあえず空いた台に座ってやってみた。お金を入れると決まった数の玉が出てきてその玉をパチンコの要領で弾く。その玉が釘の間を通り手前にある穴に入るとその場所によって点数が決まるというような仕組みだった。その点数によってチケットが出てきて、最後にそれを景品と交換するというもので、日本のパチンコと同じような仕組みだった。私はTWD100で遊び、結果は320張(という単位らしい)だった。

景品でペットボトルのドリンク3本と紙パックドリンク2本とお菓子をいくつか貰った。

ゲームを終え、最後に「福州世祖胡椒餅」へ。胡椒餅は、パンのような生地に、胡椒が効いた豚肉とネギがゴロっと入っている、おやつのようなもの。その場で手作りしていて、窯から出たばかりの焼き立てを、ほふほふ言いながら食べるのが醍醐味。生地は外はカリカリ、中はしっとり。出来立ては熱々の肉汁が飛び出すこともあるので、食べる時はご注意を!

アツアツの胡椒餅を頬張りながら今日一日を思い返し、景品のドリンクで流し込む。

台湾をめいっぱい堪能した一日だった。

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chatran
旅を愛する30代の外資系サラリーマン。 世界中を旅するのが夢です。 自由に生きるため、日々投資も勉強中です。