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タイへ男旅に行ってきました~6日目 ~クラビ クアラルンプール~

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6日目 20240325

起床し、まずは朝食ビュッフェで腹を満たす。サラダやフルーツジュースが美味しい。

午前中は少し時間があるので最後までクラビを堪能する。アオナンビーチを散歩したり、フットマッサージを受けたり、お土産を買ったりした。メインストリート沿いに24時間営業のスーパーがあるので買い物には困らないと思う。

ホテルから空港までのシャトルはTHB150で前日に予約した。時間になると我々の他に欧米人のおじいさんがいて、あなたたちもシャトルを待っているのかと話しかけてきた。

少し話しているとシャトルが来たのでTとはホテル前で別れてお互いの旅を最後まで楽しもうと誓い合った。私は空港までこのおじいさんと一緒だったので色々と話した。

彼の名前はCharles、サンフランシスコから来ており、70歳を超えていながら単身アジアを旅行しているとのこと。クラビの後はクアラルンプールへ行き、そこからコタキナバルへ行った後にネパールへ行くとのこと。聞くと20代の頃に一度アジアを旅しており、東京にも来たことがあるとのこと。今回のアジア旅は少しルートは違うが前回訪れた場所のいくつかを再度巡っているようだった。70代になっても旅ができることを羨ましく思うと共に、私もそのように生きたいと思った。そのためにはまずは何よりも健康であることが一番大切だと彼も言っていた。彼は昔から大気拳を習っており、3つの流派があり彼はそのうちのどこの流派だとか等かなり熱弁を振るっていた。また今回の旅の中でも師匠の元を訪れる予定だそうだ。私がキックボクシングをしていることを話すと、できる限り続けなさいと言ってくれた。他にもアドバイスがあるか聞くと、彼はベジタリアンであることも要因ではないかと話していた。なので肉を少なく野菜とフルーツを出来るだけたくさん食べるように、それとストレスを溜め込まないようにすべきとアドバイスしてくれた。自分の求める生き方をしている先人のアドバイスには非常に説得力がある。

彼は既に仕事はリタイアしていたが、以前はステーキチェーンの共同経営者だったとのことでアメリカに数店舗保有していたようだったが、コロナ渦によって飲食業ビジネスが大打撃を受けたことにより、経営権を売却してリタイアしたとのことだった。結果的に撤退したような形だったが、むしろ私はそれで良かったのではと思う。もしまだ彼がビジネスを続けていたら、ビジネスを拡大してお金は更に稼げたかもしれないが、世界を旅する機会を逃していたかもしれない。それよりはまだ健康で動けるうちに本当にやりたいことに挑戦することが出来たのだから。一方で、やはり金銭的な余裕がないとできないことではあるので、経済面でも健康なうちにある程度の成功を収めることが必要なのだと改めて感じた。

クラビ空港で彼と別れ空港内のフードコートで昼食を取った。炒飯をオーダーしたがかなりのボリューム。味も美味しかった。

AK869 KBV 14:25 KUL 16:55。飛行機も無事に出発し、ほぼ定刻通りクアラルンプール空港に着くと荷物受け取りカウンターで再びCharlesに会ったので各自のホテルまでタクシー相乗りでいくこととした。空港のタクシーカウンターで依頼するとMYR80くらいだった。本来は1つの目的地のみとのことだったが、運転手が2か所行くことに快諾してくれた。

最初に彼のホテルに行き、それから私のホテルに行ったが、少し離れていた為かなり時間が掛かったのと、このタクシーの運転手がめちゃくちゃよくしゃべる方で面白かったが少し疲れた。Charlesはアメリカ人らしくタクシー運転手にチップを渡すのが礼儀だと考えているようで、私にこっそりお金(MYR15くらい)を渡してきて後でチップを渡してあげなと言ってくれた。成功者でありかなり年も離れていたが全く偉ぶる雰囲気が無く、とても優しく紳士な人だった。私も年を取ったらそうなろうと思った。

今回私が予約したのは「The Chow Kit – an Ormond Hotel」。市内中心部でアクセスが良く、歴史のある雰囲気のホテルだったが、セール中だったのか日本円で5000円もしなかった。チェックイン時に朝食(MYR30)を追加した。

荷物を置いたらひとまずナイトマーケットに行ってみた。この辺りはモスクがあり、ちょうどお祈りの時間だったようでスピーカーでコーランの放送が流れていて神秘的な雰囲気だった。

夕食はどうしようかと考えながら歩いていると、先ほどの運転手がKLに来たならぜひNasi Lemakを食べてみろと言っていたのを思い出し、ちょうど道沿いに見つけた「Nasi Lemak Wanjo Kg Baru」に入った。

ここはショーケースが口の字に並んでおり、中に店員さんがいてどうやって注文するかわからなかったが、周りの客を見ているとご飯はデフォルトで入るのでおかずを選んで注文するようだった。とりあえず中にいる店員さんに話かけ、指差し注文でなんとかなった。私はチキンのココナッツ煮とイカの煮込みのような物をオーダーした。

見た目は美味しそうだったが、どちらもかなり甘い。正直まずかった。マレーシアは甘めの味付けなんだよね。。。なんとか掻き込んで、口直しにマンゴースムージーをオーダー。これは美味い!フルーツは裏切らない!!

腹が満たされた後は再び夜の街歩き再開。ふと前を見ると同じようにゆっくり歩いている男が。追い越そうとするとどこから来たの?と話かけられた。日本人だよと答えると、彼はロンドンから来ているパキスタン系イギリス人で、つい2週間前に日本に行ったとのことだった。それから彼は「あなたが日本人だから言うわけではないんだけど」と前置きしたうえで、「日本は私がこれまで行った中で最高の場所だった!」と興奮気味に話してくれた。日本人として誇らしい気持ちになった。世界を旅していて会う海外の人達にとって日本人に合うのは私が初めてかもしれない。その場合は私の印象がその人にとっての日本人の印象となる可能性があると思う。そうなった時には良い印象を持って貰えてら嬉しいので、私自身も日本代表として恥じない行いをしていきたいと改めて思った。

それからスーパーに立ち寄ってぶらぶら。日本ではなかなか見ないフルーツが売っていたりして結構面白い。

ムスリムの国でもひっそりと酒売り場があり、マレーシア産のウイスキーは珍しくない?と思ってお土産に買ってみた。しかし後で飲んだらラムのような味だった。ウイスキーって書いてあるのに。

路地を歩いているといくつかストリートアートがあった。治安の悪化も心配されるが、個人的にはこういう遊び心は大事にしてほしい。

最後に夜景を見たくなったので、Man Tao Rooftop Barに行き、ビールを飲みながら夜景を眺めていた。

ここはほどよい明るさで落ち着いていて雰囲気が良く、KLタワーが目の前に見えて絶景だった。

これまで数多くの絶景に感動してきたが、いまだに絶景に限らず何気ない街並みや様々な景色を見るたびに感動している。私は景色を観るのが好きなのだとつくづく思う。

ホテルへの帰路、歩道橋の上から眺めるKLの夜の街並みも美しかった。

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chatran
旅を愛する30代の外資系サラリーマン。 世界中を旅するのが夢です。 自由に生きるため、日々投資も勉強中です。